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柳瀬陶房 柳瀬和之 作品ができるまで

作品ができるまで

Flow

❶ 土練り

土が均一になるように練りあわせます。
粘土の中に空気が含まれると成形が難しくなったり、焼成で割れたりします。
菊練りと呼ばれる練り方で気泡が含まれないようにします。昔は、土練り3年と言われました。

❷ 成型・削り

ロクロの回転を利用して形を作ります。
よく濡らした状態で成形しないといけないので、水引きとも言われます。
半乾きになりましたら、ひっくり返して高台部分を削り出します。

❸ 素焼き

釉薬をかけたとき、釉薬の水分で割れないように700~800℃で焼成します。
800℃までの焼成なら、水分をすばやく吸収できながら割れない生地の状態になります。

❹ 釉掛け

調合された釉薬を素焼き生地に掛けます。
釉掛けで施される釉薬の厚みで、発色が変わったりもする難しい作業です。

❺ 本焼き

自宅工房にある窯は、灯油を使って焼成しています。1230~1250℃を最高温度として焼き上げてます。
年に1~2回、越前穴窯を使用して4日間焼き続ける、焼き締めの作品も作ってます。

❻ 完成

作品の裏の部分のざらつきを磨いて完成となります。
窯の扉を開けるまでは、毎回緊張します。